普門庵について
誰もが福を授かると言う普門(ふもん)の寺、音羽山(おとわさん)清水寺。奈良時代末期、大和の國から音羽の滝へと導かれた延鎮(えんちん)上人が、この地で授かった霊木から千手観音像をつくり、草庵を結んだのが 清水寺の由縁とされています。まさに清らかな水が繋いだ縁でございます。
私ども「普門庵 お福の里」もまた水の縁に導かれてこの地で商いをさせて頂いております。清らかな水の豊かさ、有難さに触れて頂けますよう、店内に小さな流れを絶やさぬよう心がけております。「唯足知吉(ただ足るを知って吉となす)」と刻したつくばいから涌き出でる水は、八福のご縁を得て招福の水となり、やがて水鏡となって里へ・・・・・・
私どもが御菓子に込める想い。それは、美味しさはもちろんのこと、贈り、贈られることで深まる人と人との「絆」を、そして、お互いに通い合う「想い」という「福」を、広めたいという願いです。水が大地にしみ入り、やがて川の流れとなって、人々の暮らしに潤いを与えてくれるように、「絆」と「福」の橋渡しになれる御菓子になること、ただひたすら、それだけを「吉」と願いつつ、ひとつひとつに丹精を込めてお届けしております。
美味しいという「福の種」を播き、
歓びという「福の花」を咲かせたい・・・。
京の想い出として、「福のお裾分け」という願いをも込めたお土産として、どうぞご用命ください。
京・清水寺門前普門庵
代表者 山本 晋也